いかにしてマイナスをプラスに変えるか

バブル崩壊直後の経営スタートというマイナスの状態から、私のオーナーとしての人生が始まったと冒頭で述べました。ところが、実際にマンションを経営する段階になってからも、さらなるマイナスポイントがありました。それは、そのまま私のマンションの特徴でもありました。-同じ建物にオーナーが住んでいること・この地域の賃貸マンションにしてはスケールが大きいこと-女性のオーナーであることこれらの条件は、決して安定経営のための強固な礎となったわけではありません。むしろ、デメリットの要素のほうが大きかったのではないでしょうか。たとえば、「入居者と閉じマンションにオーナーが住んでいること」は、入居を考えてわずらいる人に「煩わしい」という印象を与えます。「生活のことで何かうるさく言われるんじゃないか」「何かとチェックされているようで気が休まらない」などといった理由があげられるでしょう。また、「この地域の賃貸マンションにしてはスケールが大きい」というのは、管理する規模が違うということです。現在はそんなことはありませんが、当時は周辺の賃貸マンションに比べて大規模なものでした。借入額が大きいですから、成功した場合と失敗した場合のブレもきわめて大きくなります。必戸より3戸のほうが修正がききやすいのは確かでしょう。気がつけば資金繰りが立ち行かなくなっていたという可能性がないわけではありません。さらに「女性のオーナーであること」は、官頭で述べた三重苦と同様、男性が多い世界でうまくやっていけるのかということです。それに加え、入居者の方に「女性オーナーなんて不安だわ」と忌避されてしまう可能性もありました。そうしたデメリットの数々が、素人経営者の私にさらに重くのしかかっていたのです。だからといって、今さら逃げ出すわけにもいきません。「ゃるからには、きちんとやろう」と思っていました。よくマイナス面やデメリットばかりに着目して、「私にはできないわ」「そんなの無理だよ」と言う人がいます。私は、そういう考え方が性に合いません。とにかく、やるだけやってみる。とはいえ、ただやみくもにやってもうまくいきませんから、「どうしたらマイナスをプラスに変えられるだろうか」と必死に考えました。

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