2LDK全盛の時代にあえて1LDKを選んだ理由

マンションの建築工事が始まると、今度は仲介業者を探さなくてはなりません。でも、どうやって探せばいいのか、当時の私には皆目見当がつきませんでした。そこで、不動産関連の本を読みあさってみたのですが、共通しているのは「まず地元の業者に話を持っていきなさい」ということでした。地一克の仲介業者なら、その地域のことにも精通していますし、近所だと管理面で何かと都合がいいからでしょう。また、銀行の方からも紹介していただきました。ところが、図面を見せると、皆さん口を揃えて「この1LDKは広すぎる」と言うのです。間取りは、MHdで1LDKでした。「キッチンはこれでいいでしょう。寝室もこのくらいでしょう。でも、リビングはちょっと広すぎます。もう間に合わないなら、アコーディオンカーテンを使ってでも区切って、2LDKにしたほうがいいですよ」皆さん、こう言うのです。私はとても悲しくなりました。というのも、これからは、少しずつでも広さを求める時代になるだろうと私自身が考えていたからです。制ぱの1LDKで、最初は新婚のご夫婦など2人で住む方が多いかもしれません。でも、いずれ1人でこれだけの広さのところにゆったり住みたいという方が出てくるだろう。そんなふうに思っていました。実際、現在は2人暮らしと1人暮らしの方の割合が7対3くらいです。初期の頃のほうが1人暮らしの方が多かったので、少し思惑が外れました。ただ、どちらにしても狭く区
切って間取りを増やすのではなく、ゆったりとした空間で生活したいと考える方が増えていることに違いはありません。でも、その頃はどの仲介業者もそんな発想を持っていませんでしたので、何としても2LDKにしなさいと、誰もが口を揃えて言ったのです。その中で1杜だけ、「これはいいですね」と言ってくれた業者がありました。その業者は、実は飛び込みで営業に見えたのです。そこで「これからは広さの時代ですよ」と、私の考えに賛同してくれました。2LDKにすると、確かにファミリーで住もうと考える人が出てくるかもしれない。しかしファミリー向けにしてしまうと、バブル景気に陰りが見え始めている今、郊外の割安な賃貸物件や分譲マンションとの競合に負けてしまう可能性がある。それよりも、利便性デインクスを重視し、会社から住宅補助も出るビジネスマンやOL、あるいはDINKS(共働き夫婦)をターゲットにしたほ、つがいいのではないか、ということでした。それには、広さのある1LDKは最適とのこと。つまり、今のままのほうが郊外の賃貸物件や分譲マンすシヨンと棲み分けができるというのです。「なるほど」と思いました。「それなら、あなたに賭けましょう」私は、その業者と契約しました。また、彼は、これからの時代は和室ではなく、イスしてくれました。フローリングにしたほ、つがいいとアドパ当初、LDKをフローリング、-部屋を和室にする予定でいたのです。当時は、洋聞は人気がないといわれていた時代。でも、私は彼のアドバイスに従うことにしました。結果的に、今は若い人たちの聞で和室を避ける傾向にありますので、正解だったと思います。

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